約2年ぶりのTDC。初見のテニミュ3rd、青学VS氷帝戦。
口の悪い娘は「ヲタク女子がこんなに集まる場所もないよね」と、いやいや私たちもその数のうちだからね。
2nd都大会は、身内に不幸があって観ることができなかった。
(マグダラのチケも紙屑に)。
初見だけど、割と冷静にじっくり見始める。
まずは、原作推しの手塚国光。
財木手塚を娘は「大ちゃんに似てるね」というので「顔が大きいところ?」と聞いたら、すごく嫌そうに「声だけど?」とぴしゃり。
山吹は悪い意味ではなく、いいアクセントになっていて楽しい。四天の笑いとは違った面白さが邪魔にならない。
キヨとはじめちゃん、見ておけばよかったかな?と今更感。
驚いたのが古田リョーマの存在の薄さ。
活躍する回ではないけれど、仮にも主人公でアレはないでしょう!という気持ち。
生意気さを前面に押し出しているようだけど、空回りな生意気さ。
それに、彼からにじみ出てるのは青学の仲間にも、氷帝に対しても、個人的な対抗心とか嫉妬心のような取るに足らない薄っぺらさを感じてしまう。
「負けない!」というよりも「こいつらに舐められてたまるか」っていう見当違いな精神が態度に見え隠れして、リョーマのそれじゃない。
忍足はビジュアルが原作に近いものになった。
きくたくに比べて歌唱は難あり。
(きくたくが上手すぎるのだけど)
娘は「ぐるっと回って工さんにもどったと思えば?」と。
氷帝は、とにかく動きながらの歌唱ができなくて、これは場数を踏んでる青学が上で当然だから、あまり気にしていない。
おそらく凱旋の頃には上達してるはず。
キーの高さをはじめ、歌いやすい歌を作ったなーという感想。
演者に合わせたとしたら、それもありなのかな。
宍戸がめっちゃ宍戸!
立ち姿とか、仕草とか、試合中にちょたに話しかけるタイミングと声の抑揚がすごくいい!
逆にジローはどうにかならないか?
テンションの高さにメリハリがないので、ただ騒いでるだけで、「あっとべー!」の口調も弾んでいなくて。
不二との試合が盛り上がりに欠けて、不二役の神里優希もやり辛そうに見える。
彼で「どいてろ、ジロー」ができるのか不安。
娘いわく「それまでには卒業するでしょ」。
学校単位で卒業していくから、単体は無理だしね。
そして、跡部。
誰もが待ちわびた彼を演じる三浦宏規は17歳。
気になっていて、彼のビジュアルが載っている「美術手帖」と「anan No. 2012」を購入した。
「anan 」のほうは氷帝R陣が一列に並んでいるのだけど、三浦演じる跡部だけは一歩前に出てるのを見て娘に確認。
「1stで和樹より前に出た出ないで揉めたシーンあったよね」
「あったかも。工さんが弄られたやつ?」
「そうそう」としばし、トオイメ。
「anan 」の跡部はとても良い映りでまるっと跡部でしたけど、おめめの丸い跡部は歴代初かも!?
ダンスシーンが、周りはがむしゃらに踊っているのに、ターンとか足の上げた位置や静止の形が優雅で玄人っぽい。
それがかえって跡部であることを際立たせている。
昨年10月のDIAMOND☆DOGS の公演「THE DANCERS」に彼は出演している。
実は同じDIAMOND☆DOGSの公演「Again ・・・ Shangri-La」と私たち母娘は悩んで、日程的に12月の「Again ・・・ Shangri-La」を取った。
今思えば、「THE DANCERS」を観ればよかった。
あのダンスセンスはテニミュでは無駄使い。
テニミュ中でもスケジュールが合えば、義くんがC7とか、マサがGCとかに誘ってくれたら嬉しい。
あ、決定権は玉野部長(兼支配人)だったわ。
試合シーンではネットを使わない打ち合いが多用されてて、まるで1st...........
なのに、1stよりもダンスにしても歌唱にしてもスピードが増してて、まるで2倍速。
そのせいで弊害も出てきてる感じ。
手塚と跡部のハモリの部分は、しろたんと和樹を彷彿とさせたけれど、もう少しスローテンポでもよかったと思う。
試合中の跡部のセリフも早口言葉のよう。原作を知っていれば何を言っているのかわかるけど、実際この公演の要で跡部の試合に対する想いが込められているシーンなので、もう少し丁寧に進めてほしかった。実際、跡部は噛んでたし。
今日は全景を観たのだけど、全体の流れがテニミュの集大成になってきている気がする。
切りよく10代目青学で終わるのか、新テニへ進むのか・・・・?
ラストで「Do Your Best! 」が。
私はこの曲を聴くと柳を思い出さずにいられなくて、泣くところではないのに泣けてしまって、まともに見られず。
娘も涙が出そうだったと言ってた。
そのうち、立海戦で「Finalist」歌われたら、涙腺崩壊するわ。まったく。