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Eternal full moon/under_blog こそりとdeepに語ってます、はい。

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夜羽(よわ)
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昨年末の「るの祭典」で「なんだよ、その2.5次元芝居!」ってセリフで笑いを取っていたが、私は笑えなかった。
中河内が「薄桜鬼をもう、2.5次元とは呼ばせない」とTLしていたが、引き合いに出すのはどうかと思う。
2ndドリライのゲストに決まった時に「仁王をもう一度演りたい」と言っていた彼はどこへいったのか?

2.5次元が行き詰まる気配があること、使い捨て舞台になっていることに気づき始めている俳優たちがいる。
しかし、彼らは少数で気づかずに浮草のような人気にしがみついてるものも多い。
初期(テニミュ1st)の頃と違い俳優としての先に希望が持てなくなっている。
板の上で探り探り、あるのかないのかわからない答えを見つけ出そうともがく日々が、今は消えてしまった彼らの旧ブログには綴られていて、それは「熱しかねえ!」などとと意気込んでる最近のミュキャスとは熱度がくらべものにもならない。
一言でいうと、舞台に対する恐れと喜びが常に交差していた。

おそらく、今あの跡部キャスト降板事件のようなことが起こっても、当時のようなアクションはないと思う。
注目や優先度で舞台が原作を超えてしまった感があるからだ。
俳優たちは卒業しても、すぐに次の2.5の舞台から声がかかる。
以前は、卒業後にちょっとしたご褒美舞台があったぐらいで、ストレートプレイやミュージカル、音楽市場などへ活路を見出すことしかできなかった。

テニミュ2ndの頃、1stの子たちがそんな場所へ散っていった。
多くが端役としてテニミュとは違う狭いハコで10公演程度、空席が目立ち、実力のある共演俳優たちには及ばない演技力を晒す。
それでも私たち母娘は2ndを観ながら、1stの子たちのそれから、を観る。
その中で、ひとつふたつと何かをつかんで2.5次元以外に居場所を求める彼らが健気で、力強かった。

それが数年前から雨後の筍のごとく2.5次元が表立つが、30歳を過ぎてから戻ってくる俳優が増え始めているので受け皿にも思えて嫌な気持ちになる。
今、2.5次元舞台にも格付けがあって、私は「とうらぶ」が俳優たちにとってステータスになってると思うのだけど、たぶん合ってる。
そうなると格上の舞台を目指すのは当然で、事務所が送り込む俳優が多くなりオーディションの質も落ちてくるだろう。
でも、事務所はその後の彼らの管理をしっかりできない。
一人のマネージャーが数人を担当するのも普通で、健康管理や私生活まで目が届かない。
どこかの事務所のように、俳優の人生まで握れとは言わないが不祥事を起こしたくなければ、少し突っ込んだ管理も必要かもしれない。
まぁ、使い捨てだと思えば切るのも楽なのだろうが。

君沢ユウキも最近「2.5次元を超えられる作品に恵まれました」とTLしていて、2.5次元界隈がそんな雰囲気になっているのだな…と改めて思いを深くしてしまった。
ゼロ年代はテスト上演時なもので始まった2.5次元舞台が、腹を裂かれることのない金のガチョウであることに各方面が踊らされている気配も感じられなくもない。


三浦宏規が「レ・ミゼラブル」のマリウスのトリプルキャストに決まったが、ほかの二人とは年齢的な面もあるが圧倒的に舞台経験値が少ない。
当人は凹むようなタマではないが、周りの味方はシビアに成らざるを得ない。
ただ、ひとつ別の世界へ踏み出せる俳優がいることは救いだと思う。

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