今までテニミュを始め、観劇に関しては「お出かけしました」くらいで済ませていて。
特に書き留めておきたいとか、書いておきたいという節目や期待以上の舞台について、全容ではありませんが少しだけ書いてきました。
テニミュ10年の転換期の本日、2ndシーズンが幕を閉じたことで、どうしても、書いておきたいことがあるのでUPすることにしました。
私は、娘とでしか観劇したことがないので、他のミュクラさんたちとじっくり感想を言い合ったことは皆無です。
なので、お互い遠慮も何もなく話をしています。
もちろん、感じ方の違いで母娘喧嘩に発展することもありますし、こんなこと書いたら炎上間違いなし!ということも話しています。
以下は、かなり抑えた表現で書いていますが、それでも気に障る部分があれば申し訳ありません、先に謝っておきます。
始まりは・・・・
何もかも、手探りで。
何一つ、演劇の世界で認められることない、一種の異端劇。
舞台に上がる俳優たちも無名で、経験など無いに等しい。
ただ、彼らの心にあったもの。
彼らを奮い立たせたもの。
それは原作のキャラクターに身も心もなりきる気概。
「Do Your Best!」が歌われたり、「幸村のテニス」が1stVer.だったり。
W南次郎がしみじみ回顧厨になったり、(1stの草太と阿部さんのシーンでは娘とマジ泣きした)。
2ndは1stと共にある・・・そんなことを思わざるを得ない。
「SEIGAKU Farewell Party 」でお披露目された7代目の手塚を見たとき、なんて線の細い手塚なんだろうと不安があった。
ばばりょも体格的に細いが、兼ちゃんが倒れたとき(テニミュ立海feat.四天宝寺/福岡)に泣きながらも、手塚として舞台をきっちり収めた気丈さを持つ。
だから彼・多和田秀弥も、手塚をやるからにはそれなりの覚悟を持っているかもしれない。
全国優勝校の部長として君臨することが約束されているこれからの舞台に向かって、しっかりと青学を率いてくれるだろうと。
そして、わだっくまが「頼むぞ」と繋げた襷を彼は、3rdへと無事繋げた。
今回、斎藤工をはじめとして1stのキャストのVTRコメントが流された。
テニミュから独り立ちをする。
それは、キャラクターの仮面を剥がすことで成り立つ。
いつまでも、テニミュ俳優と呼ばれることは彼らにとって(特に1stは)マイナスとなった。
言い尽くされたことだが、あの和樹も跡部であったことを誇りに思いながらも、跡部の影がつきまとうことに苦しさを覚えている。
当分は、テニミュ役者を揃えての「ご褒美舞台」が待っているかもしれない。
でも、それが終われば。
空席の目立つ小さなハコで、汚れ役や演じるに耐えない役を与えられることもある。
あの熱狂の舞台。
彼らは二度と、同じ舞台に出会うことはないだろう。
テニミュは夢だ。
観る者にとっても・・・そして、演じる者にとっても。
煌く宝石のような光の中で、歌い踊ったこの日を彼らが生涯忘れることなく、次の俳優人生に踏み出す・・・そうであってほしいと、願うばかりである。
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