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Eternal full moon/under_blog こそりとdeepに語ってます、はい。

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夜羽(よわ)
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趣味:
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とにかく楽しみで仕方なかった「エリザベート ―愛と死の輪舞(ロンド)―」を先週見てまいりましてよ。
なんと、客席に瀬奈じゅんがいたわ!
前回月組のトート閣下ですわよ。

さて、お披露目になった明日海トートはただただ麗しいのであります。
退団を控えた、蘭乃さんも美しすぎるエリザベートで、火花散る美の共演でしたわ!
かなめさんもだけど、イケメンとかで括れない別次元の存在でございます。

この流れで今週は歌舞伎!
2年に及ぶ襲名披露興業を終え、いよいよ今月と来月は新橋演舞場と明治座で猿之助奮闘公演。
先代猿之助の奮闘公演は何に変えても駆けつけたい舞台だったわ。
一度、往年の大女優高杉早苗さんを見かけたことも。
やはり、息子や孫の舞台は気にかかったのでしょう。

さて、この公演も昼の「金幣猿島郡」で宙乗りがあり、先代の頃から真正面で観たい!と言う願望がありました。取るとしたら3階席だし、下手が取れなければ意味がない。
悩んでいたら、貸切のうえに座席選択が出来る先行があり、正面席に空きがあったのですかさず取りました。
声が、ますます叔父である先代に似てきて、部屋子だが時期猿之助の呼び声も高かった右近に劣らずだ。
猿之助が学業に専念してた頃澤瀉屋を支えたのは、右近や笑也であるし、彼らの力を借りながら今一度、澤瀉屋熱狂の時代を築いて欲しいと思う。
当代猿之助は、スーパー歌舞伎を騒がれた頃の先代より若いし、姿も良いので身体に気をつけて長くその精神を受け継いで演じ上げてもらいたい。



2014年の観劇チケットと来年の「ボンベイ・ドリームズ」は揃ったので一安心。
映画も11月は「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 」12月は「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」
年明けては「深夜食堂」と「ジョーカー・ゲーム」。
映画つながりで「RED」も今月地上波初登場。


NHKのドラマの影響で今作の「マッサン」では森瑤子の「望郷」が、前作では林真理子の「白蓮れんれん」が注目されているけれど。
こちらとは関係なく、白蓮こと柳原燁子については言いたいことがどっさり!
ちなみに、私はドラマを一度も見てないんですけどね。

大正天皇の生母をおばに持ちながら、あの生き方はないだろうって思うのです。
15歳で養家の跡取りと結婚して、子を産むも夫の嫉妬による暴力に耐えきれず、子を置いて離婚。
後年、人を介して再会しても、気にかける様子は全くなかった。
彼は生涯、母である燁子を「あの女」と呼んだ。


兄が家督を継ぐも、傾いた家のために炭鉱王、伊藤伝右衛門と再婚。
華族の娘の平民との結婚で「可哀想な私」を強調する。
伝右衛門は学もないし、若くもない、炭鉱夫上がりの成金。
となれば彼女に贅沢をさせることしか能がないのは致し方ないだろう。
現に、贅を凝らした屋敷で自分のサロンを持ち、短歌に入れ込むことを許していた。
「筑紫の女王」と呼ばれたのもこの財あればこそ、だろう。
自費出版で注目されたのも、資金は夫から出ているのだ。

ところが、そこで出会った宮崎龍介と懇ろになり、出奔。
それも、宮崎の入れ知恵で夫の伝右衛門を新聞で大いにディスる。
伝右衛門側は、燁子が(大正)天皇のいとこであることと、宮崎の思想背景が炭鉱の労働争議を起こす可能性を憂慮し、反論も途中で中止。
事件から10日、寛大な処置で伝右衛門は身を引く。

宮崎との間にニ児を得るが長男は戦死。
白蓮の嘆きは尋常でなかったと言う。
あまり知られてはいないが、終戦直後に伝右衛門から「不自由をしているだろうから」と家具などが送られてきたという。
もちろん感謝したとの記録はない。
宮崎との結婚で平民となりながらも、柳原を名乗ったのはその姓に価値があると知っていたことと、華族のプライドを最後まで捨てきれなかったのだと思う。

それを体現する事件が起こる。
今上天皇と美智子妃の結婚反対の工作に奔走したのだ。
ここぞとばかりに、元華族をパワーを振りかざすのには呆れるばかりだが。
兄嫁の実姉が白洲正子の母つながりで、正子にも賛同するよう働きかけている。
正子の夫白洲次郎の政財界への影響力と人脈を嗅いでのことだ。
(白洲次郎も平民であるが、宮崎とは格が違うので正子は歯牙にも掛けない)
もちろん、華族制度の廃止から久しく、彼女らの運動は徒労に終わる。

NHKのドラマでは主人公もさる事ながら白蓮を模した話の流れで人気があったと思われるが、
その描写までは深く書かれていないし、書く必要はなかったと思われる。
明治、大正に新しい女と騒がれた者たちは確かに先駆であったかもしれないが、その根本でありエネルギーとなり得たのはただのヒステリーではなかったか?と昨今は思うようになった。
抑圧された感情を表すことが、女の新しい時代を拓くと信じているのは良いが、それによって迷惑を被る親近者をはじめとする人間関係が全く見えていないのだ。

だから私は、この手の女たちに興味はあっても好きにはなれない。




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