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Eternal full moon/under_blog こそりとdeepに語ってます、はい。

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テニミュが終わり、一息吐いていたところへ、いきなり先行チケットのメールが届く。
「NARUTO」がライブ・スペクタクルと打って、舞台化というのだ。
公式のキャラビジュが次々と発表される中、申し込みは保留にした。
おそらくテニミュ疲れもあったと思う。
1stと違って2ndの突っ走りっぷりについていくのは大変で、特に2ndの最中は1stのキャストたちが野に放たれて活躍を始めたこともあり、彼らの公演を予定に差し込んで行くので日程調整も大変だった。
つまり、お疲れ度が倍以上(私比)。

加えて、公式のキャラビジュは完璧すぎた。原作まんま・・・完成度高過ぎ。
娘は会場はアイアシアタートーキョーだったのであまりいい顔をしなかった。
それは私も同じで、仮設?というくらいの簡易な劇場。りっぱな小屋のような感じである。
S席の端はスピーカーや柱が邪魔して見切れ状態のところもあるし、音響もなんだかなぁ・・・で。
母娘は「どうしても!」な演目以外は避けている劇場だ。

そこで「NARUTO」。

キャラビジュも公式であそこまで高いクオリティのものを出してしまったら、決して広くはないアイアの舞台上でちまっと動かれることを考えると違和感がある。
そもそも、あのクオリティそのままで登場できるのか?

加えて、テニミュ繋がりというか、四天放出というか。
ナルトは広大(金ちゃん)、サスケが流司(財前)、カカシが君沢さん(オサムちゃん)である。
「カカシが1コケシやろうとか、やだーー!」(娘、心配の方向が違う・・・)

ところが娘は大蛇丸に目をつけた・・・悠未ひろさん、元宝塚、宙組。
あの美形の男役を多数輩出している宙組の、先般退団した凰稀かなめさんとツートップと言っても過言ではないジェンヌさんである。
「大蛇、うつくしーわー!」銀河英雄伝説を見損ねた母娘は一気に浮上。
それでも、さらに12月の時点での先行を見送る。
私も娘も原作の「NARUTO」に深い思い入れがありすぎるため、素直に舞台化を受け止めることができなかったのだ。

サイトの傾向も有り、私は仁王とギンが好きなサイトマスターと思われているようだが、それは違う。
後にも先にも、はたけカカシなのだ。

年が明け、歌舞伎に宝塚、和樹の舞台と忙しく、2月になる頃。
思い出したように「NARUTO」のチケット(既に一般になっていたが)のハケ具合の様子見に行ってみたのだが・・・「はけてない・・・!」。
A席が埋まっているのは、席数も少なくお安めな代金なのでわかるが、S席が楽以外残っている。
「娘、どうする?ご祝儀代わりに1回行く?」
「行くなら、凱旋がいいなぁ。一周して安定したの観たいし。」
ということで、東京凱旋。
センターの通路側連番の良席がとれたが、逆「に一般がこの席とれるってどーよ!」な感想だった。

そんないきさつながら、GWの某日。
ふたりでアイアへ。
凱旋前には既にこの舞台の評判は高く、テニミュ3rdよりも盛り上がりを見せていたので、私は以前よりは期待が持てた。
しかし、渋谷駅からの道のり、娘は「アイアかぁ・・・」と溜息。よほどアイアにいい印象がないらしい。
凱旋なので物販は静か。プログラムと大蛇丸、カカシのブロマイドを購入。


「We are Fighting Dreamers ~」と幕が上がる前から「GO!!! 」などの懐かしいナンバーが流れる。
(個人的に「目覚めろ!野性」や「ブルーバード」も好き)
ナルトを子供たちに勧めらて読み始めたこと、ナルトショップや忍者ドームで出かけてたことが思い出された。
あの頃、まさか実写で彼らを見ることになろうとは、思いもしなかった。

1幕は波の国編、2幕はサスケ奪還編。
ナルトやイルカ、ミズキまでもが原作そっくりで驚く。
さらにキッズたち(七、八、十班)を含め、今回の舞台にキャラクターが登場し、ポージングする場面で、娘は泣きそうになったと言っていた。

再不斬と白のラストシーン、イルカとナルトの師弟愛、サスケとサクラの別れのシーンなどは泣けるのだが・・・
なんだかしっくりこない、それも全体的に。
どうしても物語の展開がもやっとする。
この舞台は原作を知っているのと、いないのとではどちらが楽しめるのだろう?

やたらと多いシネマティックレコード(?)はたしかに演じるよりは安易だが。
例えば、我愛羅の養育係だった叔父の夜叉丸とのシーンは、端折りすぎで原作ありきな流れを感じるし。
我愛羅の生い立ちよりもナルトとの友情に至るまでをざっくりで良いから演じて欲しかった。

サスケのイタチへの復讐心も原作にとって1本の核であり深く、サスケが自らの意志で抜け忍になるいきさつをもう少しわかりやすく演じられなかっただろうか?
この部分のサスケの心情を絡み合うロープでサスケとイタチに舞わせているが伝わりにくいし、やたら長く、舞台が暗すぎてイタチは闇の扱いなのでいいけれど、サスケが見えない。
それにロープを上下させる機械音が耳障りで、さすがアイアである・・・って感じ。

シカマルの影真似も、黒子がのそのそと這い回っていたので気分が削がれた。
あれこそ影をすーっとなめらかに伸ばして捕らえる形のほうがよかった。
あの時、シカマルはサスケ奪還のリーダーでキッズの中ではダントツの実力があったのだし、失敗に終わったあと綱手に「今度こそは完璧にこなしてみせる」と泣いた。
飄々としながらもサスケを仲間として救えなかったこと、初任務を失敗したことを痛感していた。
だからこそ、違った演出をお願いしたかった。

と、こんな感じで先回りで原作シーンやセリフを思い出してしまう私は、原作から思い描くイメージとのズレに楽しめなくなってきた。
カカシが再不斬に水牢に捕まったときも、「風魔手裏剣、ちっちゃ!」と突っ込んでしまいそうになるし、再不斬を睨みつけるカカシの写輪眼が露わになった表情は見せ場のひとつなのであっさり終わりにして欲しくなかった。

ラスト近くでナルトが公式のトップ映像そのままのシーンを見せるところがあるのだけど、あそこは1分くらいでも良いから真正面を広大に向かせていれば、盛り上がる場面だったように思うので残念。
ただ普通に立ち上がって、次の動きに入ってしまったから。

悠未さんの大蛇は素敵だった。
あの美声を引っさげての登場に一部で悲鳴が上がる。
大蛇と自来也の梅ちゃんが引き締め役に見えた。
梅ちゃん、流石に暴走もなくきっちりこなしてくれた。

カブトの達成はビジュアルの完成度もあるけど、席降りの演技の時の視線がまさにカブト。
すごく非情な目つきが忘れられない。
(海堂も、眼力ある子だから・・・)

今後を考えればキリがないけど、波の国と我愛羅編とサスケ奪還ってかなり詰め込みすぎなのが気になる。
再演はしないつもりで詰め込んでいるのか?
あれだけの原作、再演する予定なら脚本は幾通りもできるはず、あそこまでギチギチに演る必要はないのではと。

ただ忍者なので役柄としては、かなりの身体能力を必要とするし、キャスト選抜は難しいかも。
「タンブリング」のメンバーや「ニチアサ」のアクション出来る子を、どうだろう。

カカシとシカマルが客席降り。
君沢さんは満面の笑顔で。
原作で見せる弓形目の人懐っこさに一瞬見とれてしまって、ハイタッチを娘に盗られた!


再演があったとしたら、今回同様1度は観ると思うけど、どのエピソードを使うかで気持ちは大きく左右されるだろう。
原作は疾風伝になると、複雑になってくるから、思い切ってオリジナルでもいいようにも思う。

あと、余談。
サスケとサクラの別れのシーンで、私は疾風伝(二部)でカカシ班とサスケが再会するシーンを思い出してた。
あそこで、サスケの第一声は「そこにいるのは、サクラか?」で。
サクラちゃんの声を忘れないでいたんだなと・・・深追いして泣けた。
やっぱり、原作知って観るのは危険かも。




さて、
カカシの素顔が公式で、発表されたけど・・・ホクロは反則でしょうーよ!
WJでは口元ホクロはイケメンの共通項か?
(カカシパパも若い時は、かなりのイケメンではないかと思われる素敵パパだったので、よもや裏切ることはないだろうと安心してたけど)
まぁ、忍としては印象の残るものがあるなら隠したほうがいいだろうし、そういう意味で口布をしていたとしたら、写輪眼のおかげでビンゴブックに載る忍になってしまったので、隠す意味はなくなったのでは?まして、口布のほうが怪しいけど。ともあれ、カカシ、かっこいいってことで・・・!

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