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Eternal full moon/under_blog こそりとdeepに語ってます、はい。

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夜羽(よわ)
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趣味:
可愛い雑貨を集めること
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■wj系の趣味サイトを運営。

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■他人の家族の日常に興味のない方はお引き取り下さいね。
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♪ばらベルサイユ~~ばらベルサイユ~~
このフレーズだけで、ジワッってくるわぁ。

さて、昨日はYahoo!ニュースにも出ましたけど、宝塚歌劇の「ベルサイユのばら」が通算観客数500万人突破でございました。
その歴史的瞬間を、幸運なことに客席で目にすることが出きました。

やっぱり、ベルばらは別格の舞台です。
劇場に足を踏み入れたとたん、いつもとはどこか違う空気を感じました。
まずは熱気があるのと、期待感で劇場内が膨張しているっていうような。

来年、退団が決まっているせいか主役のかなめさんが素晴らしい!
「かなめさん、やばっ!」と娘に幕間に延々とラインしたら「落ち着け」と返ってきたわよ。
でも落ち着けなかったわよ。
来月Bパターンで娘も身を持って知るのよ、この落ち着きの無さを!

アンドレはAパターンだったので朝夏まなとさん。
撃たれて崩れる場面で、客席が小さくどよめいたんですよ。
ここでアンドレが死ぬのは、みなさんわかってるのに、どよめくんですよ!

二幕はもうボロ泣きでしたね、私。
その涙が止まったのは、続いて始まった黒燕尾の群舞だったというね。
もう、私の中ではお約束です。

冒頭のサプライズでは’91年のオスカル役の涼風真世さんが登場して、客席は「きゃぴーーー!」。
テニミュで言えば、ツネくんのなんかの記念舞台に、和樹が登場したって思っていただければ大体合ってます。
終演後に出口で記念品(ボールペン)が配られました。









外に出たら夕立。
一番近い、銀座ファイブに飛び込んで、そこから地下道を移動しようと思ったのですが、インペリアル前のガード下の居酒屋さんによることにしました。
奥まった場所にある「千成」に初めて入店。
カウンターに通されて、生ビールととうもろこしのかき揚げをオーダー。お通しはマカロニサラダ。
つけっぱなしのテレビのニュース番組を眺めながら、ぼっちのお酒タイム。







ここは路地のお店ながらスタイルは昭和だけど、こざっぱりした広めの小料理屋の体。
板さんもお給仕も男性がテキパキ。
店内の掃除も行き届いていて、女性のひとり呑みも、臆することなくまったりできます。
もちろん、お料理も美味しいです。

席を立とうとすると、「デザートをお出ししますから」と言われたのですが、初見でそれは図々しいと思って、「また来ますから、いいですよ」と断って、お会計したら・・・
どう考えても計算おかしいだろ!?なんで安くなってんの?私が計算できないとでも??っていうお支払い。
でも、こういったお店であれこれいうのは野暮なので、ありがたくサービスとして受け取りました。

来月の観劇後には、娘と来る予定。
とうもろこしのかき揚げにいたく心を惹かれたようです。
これってコーンじゃなくて、とうもろこしってネーミングに夏を感じる一品。


観劇前は、「Think Bee!」に寄って、モノトーンの新作バックを予約したのですが、第一弾の予約は締め切られていて、次の入荷は来月末。
サンプルを見せてもらったのですが、予約待ち全然OK!なかわいいバック。
楽しみ~~



銀座は夏のバーゲンが始まっていて、ファッションビルはどこの金曜日の仕事帰りのOLさんで混んでる。
私も勢いで、カットソーとワンピを買いました。
来月娘と来た時は。どっさり買うんだろうな。
そういう母娘だからなーーー!?



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さて、「レディ・ベス」の二回目鑑賞日。
いや、ね・・周りがですね、ほとんどテニミュファンというね、席でですね。
「ゆんと大ちゃんが・・・」とか「和樹が・・・」と騒いでるグループとか、オペグラで和樹もしくはゆんしか見てない方とか、関係者ぶってるのか(?)ずっと腕組をして微動だしない方とか。
ぶっちゃけ、わけわかんない方々に囲まれての鑑賞。
そういう私も、和樹とゆんと圭吾さんだけ見てる不審者?





本日の出演。



前回は二日目で和樹の初日。
今日は和樹の東京ラストまであと三回でした。
舞台全体に迫力が増していたのが、はっきりと分かりました。
始めの頃は手探り状態だったかもしれませんね。

さぁ、週末は兼ちゃん!
思えば、「カンタレラ」以来だわ。

頑張ってる1stのお子達を観るのが好きなので、好みに合う舞台はなるべくチケを取るようにしてます。

ヅカも「ベルばら(A)」が取れたのと(B)を同僚から流してもらえることになっているので、一安心。
あとは歌舞伎だな~~
四季は好みの合うものが来ない、残念。

「曇天に笑う」の外伝、スピンオフがコミック化。
まだ、余韻を楽しめると思うと嬉しい。

紆余曲折なお話を考えて、完結に引っ張っていく創作方法が好きなので、お気にな本やコミックもその方面になりがち。
はい、ハッピーエンド~~っていうのが書けないので、読むのもしんどい。
書いたこともあるけど、書き慣れていないので無理やりなラストになっちゃうわけです。
あれって、完成したときは気にならないんだけど、後から読むと落ち込んだりしてね。
精神衛生上よくない!で、倉庫行きにしたものも結構あります。
初期は日吉やサエなんかもRを書いたりしたんだけど、あるときtwitterで「エロ書いてるサイトはいいよ(お手軽で)。それだけで人が集まる」っていうのがあって。

まずは、品のないこと言う人いるんだーって思った。
そうか、Rは健全より下に見られてるんだって、私は解釈したね。
だったら、私はそれでいいよって。R書くよって思った。
だたし、高尚なRをね!って。
言葉を選んで設定を考え抜いて、砥ぎに砥いでみようって。


私は紙の上の彼らにも尊厳はあると思ってるし、原作ありきと考えてるからテニミュはただの原作の立体化くらいにしか思ってない。
それにたぶん、本当に好きで観てない。
何度か眠ったり、上演中に席を立ったりしたこともある。
おそらく、観ておかなきゃ・・・って義務的な考えがどこかにあるのかも。
だから、そこから離れた後のキャスト達の行く末を観たいと思ってしまう。
テニミュは、彼らにとって夢の場所だから。
醒めたあとに、彼らは何を思い、感じ、立ち向かって行くのか。
私はそれを知りたいんだろうな、おそらく。



あの!このブログのみで有名な娘の友人、こーちゃんにやっと彼女ができました!
それも年上彼女さん!
松田翔太だ、水嶋ヒロだと騒がれたイケメンかつ秀才の彼なのに、「彼女 作り方」と検索した時代もありました。
そんな笑える、涙なしでは語れない日々もありました。
娘をはじめ、部メンの皆様方は彼の報告に安堵しつつ、はじめて出来た彼女にタラッタラー?なこーちゃんを生温く見守ってます。
☆こーちゃんに関して、続きはブログ内検索で!

それはさておき。
こちらの和樹の初日を観てきました。





PHOTOはクリックで大きくなります

ゆんも圭吾さんも観られて眼福。
特に、肉食ゆんにあわわわわ~~~!!
まじめな、圭吾さんに「いつかなにかやっちゃうのでは?」とはらはらさせられたのですが、終わってみれば・・・

─ C7の圭吾さんはきっと双子のやんちゃな弟で、こっちが本物なんだわ。そうよ、そうよ、そうに決まった!

って思っちゃったわ。
そのくらい圭吾さん、熱演だったわ!素晴らしかったわ!


それにしても、この日は私は和樹デー
舞台見て、ブギナイ観て(ゲストがマサなのでもちろん事故日)、「アフターⅤ」の2話目を観て・・・


これって、なんの修行ーーーー!!??


この日は、息子の登校に合わせて少し早めに家を出たので自分の朝ごはんは後回し。
なので、どこかでモーニングと思い例のごとく、脳内ぐるぐる銀座編。
帝劇に近めでゆっくりできるところ。
で、ヒットしたのが新有楽町ビルB1の「はまの屋パーラー」
三年目に前オーナーが引退してから初めての訪問。
頼むのはタマゴサンドとフルーツサンドのハーフ&ハーフとブレンド。




タマゴサンドは前オーナーの形のよさには及ばないけれど、味は近い。
フルーツサンドもスッキリとしたフルーツのまとめ方でおいしい。
ブレンドは私は好み。
価格もセット価格にしてくれたのか単品で頼むより安かった。


一旦、松屋に用事があったので向かい、サイド日比谷側へトンボ帰り。
お昼ご飯を悩むが、どちらにしても帝劇近辺から離れられないので、丸の内側の三菱一号館美術館に隣接する「カフェ Cafe1894」でランチ。
開店と同時なら平日なので混まないかも?と思い出かける。
店名の通り1894年に銀行営業室として使われた空間をそのままカフェとして利用している。
天井が高く、よく見ると場違いな引き出しや棚もある。
ゆっくりと食事をして、食後のコーヒーとプチデザートを楽しんでたら、あっという間に1時間経ってた!
こんな時間泥棒な場所、初めてだわ!
中庭でのんびりしたかったけど、帝劇へ急ぐ。



観劇後は「Think Bee!」で新作の予約がしたくて銀座店へ。
まだ夏に発売としかスッタフの方もわからないらしく、予約はできませんでした。
そのまま、伊東屋で文具と缶バッジ好きな息子のために1つお土産を買い、ご近所にあるスタンディングバー「gindachi」へ。
スタウトとイタリアおでんとポテサラ。ここは本当に使い勝手がいい。
スタッフと客との間の取り方加減が、ちょうどいいお店が好きなのでここは合格。


夕飯の用意は娘に頼んできたけど、自分ばかり楽しんじゃった感じなので、三越のデパ地下でお弁当やジョアンのクロワッサンを買って帰宅。


それから、個人的収穫。
「カフェ Cafe1894」のある 「三菱一号館美術館」の中に丸の内の歴史体感スペース「歴史資料室」があります。
ここは三菱合資会社の銀行部は入っていたのですが、それを内部を再現しています。
サイト別館の「冬薔薇」の総太の自室のイメージがなかなかまとまらなかったのですが、ここをそのまま使おうと思いました。
モダンな事務所の雰囲気の中の総太・・・しっくりきました。









お・ま・ち・か・ね!
(私だけなんだけど・・・)

和樹の新番組が始まるよーーーー!


和樹と言えば・・・






つい最近までこんなのを演って。




昨年はティボルトや、




ダッツ好きのイケメンに扮したり。


































もうすぐ、帝劇の舞台も控えているけど、



素顔はこんな感じ。



はい、きた!サービスショット。
こんな時代もありました・・・(トオイメ






そして、ですね。






【出演者紹介】クールだけどおかしいブルー役の加藤和樹!

って公式twitterに載ってるの。



そうか、おかしいのか・・・




でも、楽しみですよ!

詳しくはこちらでご堪能ください。








まずは、このお話の登場人物とその相関を語ろう。

ペテンをかけたのは私、夜羽である。
その実母S子の母、つまり夜羽の祖母の通夜(実母の実家/以下本家 で執り行われた)での出来事になる。

母S子には年の離れた姪U子がいる。
彼女の年は私と母のちょうど中間。本家の長女で、両親は夜羽から見て本家の叔父と叔母。

ちなみにU子の夫は私の実父の甥であり、二人の結婚に尽力したのが我が両親だったので、本当のきょうだいのような付き合いをしていた。
もちろん娘の私のことも小さい頃から大変可愛がってもらったし、今も付き合いが深い。

U子には本家の跡取りの弟がおり、その嫁X子が私のペテンの標的だ。

X子とその母は結婚が決まってから無理難題を本家へ申し入れ、本家の叔父叔母はU子やうちの両親にもこぼす程だった。
同居はするが、敷地内に家を建てろから始まり、車を買えと要求が次々と舞い込む。
それができなければ結婚は破棄とまで迫ったという。

元々大農家でそれなりに資産があるため、その要望に応えたのが悪かったのかもしれない。
新婚用の家具電化製品を揃えるとそれらはX子の実家に持ち込まれ、その実家で今まで使っていたものが新築の家に運び込まれる始末だった。
それでも、本家の叔父たちは「好きで一緒になるのだから」と耐えたようだ。








それは母S子の私への耳打ちで始まった。
「夜羽がおばあちゃんにあげた金とプラチナの指輪が、見つからないのよ」
母と叔母、二人で祖母の部屋の片付けをした。
結婚前に私が指にしていたものを珍しく祖母が欲しがったのでその場でプレゼントしたことを母は覚えており、形見として私に返そうと思ったらしい。

「それに財布の中身がないのよ」
妙な気がして母が叔母に聞くと言いづらそうにこう答えたそうだ。
「あの子が来てから、おばあちゃんのものがよくなくなるようになったの」
あの子とはもちろんX子のことだ。

「ふうん」
あのX子ならやりかねない・・・私はこれまでのことを思い出して確信した。

ところで、そんなX子にU子は義姉として大変尽くしていた。
嫁いだ娘として両親や弟と仲良くやって欲しいという願いも有り、実家とX子の潤滑油のような役割をしていた。

X子もそれを勘違いしていたようだ。
「義姉U子に可愛がられている私」を事あるごとに強調した。
U子は美人で性格もよく働き者なので実家の近所の年寄りたちに幼い頃から評判がいいことをX子は知ったのだろう。


周りの純朴な人たちを隠れ蓑にしているX子に無性に腹がたった私はここで一芝居打つことにした。
もちろん、お芝居もペテンも誰にも分からずにX子を貶めるやり方。



やがて、U子家族も到着した。
私を見つけたU子は両親への挨拶もそこそこに「夜羽ちゃん!ひさしぶり!」とやってきた。
私も「U子ちゃん!」といつも通り「ちゃん付」で挨拶を交わし、しばらく積もる話に始終した。
それを悔しそうに見つめているX子に私は気づいている。
X子は私とU子がここまで親しい間柄とは知らなかったようだ。


X子は人が集まり始めるとおもむろに台所仕事を始める。
わざわざ、外に集まる近所の年寄りたちに姿が見えるように井戸端で白々しく野菜を洗ったりしていた。
祖母の通夜の準備のために甲斐甲斐しく働く本家の嫁をアピールしているのがミエミエだった。
(時期は2月、田舎なので通夜は宴会のような状態で朝から晩まで続く。仕出しなども頼むが嫁や隣組のおんなたちが総出で手伝う)

農家独特の上がり框すぐの広間のような居間のこたつで私たち身内のものが男は酒、女は茶菓子をつまんでおしゃべりに興じる。
叔父がX子を気遣って居間にとどまらせたときに私はチャンスとばかりにおんなたちの前で切り出した。

祖母が私の指輪が欲しいと言ったのであげたこと、さっき部屋を探したがなかったこと。
あとで、出てきたら形見に欲しいと伝えた。
叔母はそれを約束してくれたが、おそらく内心では出てこないと思っていただろう。

U子がどんな指輪でいくらしたのかと聞くので、詳しく正直に答えた。
でも、ただ一つ違っていたのは・・・指輪の価格。
「10万くらい?」と聞くU子に「そんなところかな」と笑っておいた。
U子は「夜羽ちゃんがそんな安物買うはずないわよね」とお世辞を言ってくれたのも幸いした。
X子は慌てて居間を出て行った。


指輪の価格はタダだ。
祖母が欲しがったのは資生堂の景品だった。
しかし、かなり作りがよく見た目も重さも本物と変わらない。
それが気に入って私はたまにお遊びで付けていた。

祖母が存命のときにX子があらぬことをしていたのならいい。
祖母も叔母も知りながら、些細なことと判断し諦め、X子を哀れんだと思うから。
しかし亡くなってなお、祖母の持ちものに手をかけるとは許せない。


暗くなってもX子は井戸端で野菜を洗っていた。
しおらしく見せているその姿に、私は冷ややかな目を向けた。



話は唐突な展開を見せる。。
まもなく、実家にX子が叔母に伴われてやって来た。

「夜羽さんの指輪が見つからないのは、祖母の世話をしていた私の落ち度で申し訳ない。私の気がすまないのでこれを収めて欲しい」
そんな言い訳と共に封筒を差し出した。
叔母の目配せで母はその封筒を受け取った。
母が受け取ればこの件は終わると叔母なりに感じていたようだ。

中には5万円入っていた。
X子としても指輪が見つからなければ私が次にどう出てくるか、不安を感じたのかもしれない。
もちろん、X子は祖母の世話など一切したことがない。



おそらく、指輪はX子が実家の母親か妹にあげてしまったと思われる。
しかし、後に質草にでもすればX子は私に地団駄を踏むだろう。
こんな、卑しい心根の女が身内になったことを恥ずかしく思うけれど、私が今までの人生の中で仕掛けた最初で最後のペテンだ。

草場の陰で祖母が苦笑いをしてくれればそれでいい。