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Eternal full moon/under_blog こそりとdeepに語ってます、はい。

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夜羽(よわ)
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AiiA Theater Tokyo(アイアシアタートーキョー)が2.5を加えて、2.5次元ミュージカル専用劇場になって8ヶ月。
1年契約なので2016年3月まで、日程が入っている。
とはいっても、タイトル(仮)だけで、キャスト等はほとんど未定。
数日間の10公演に満たいないものも多い。
そこまで組む必要があるのか疑問が沸くが、やはり収益の問題が大きいのかもしれない。


2.5次元は同じ役者を、勝手の良さで使いまわしている感が今も拭えないのだが、それでは役者のモチベーションやキャストとしてのクオリティは上がらない。
「イケメン俳優」は決して褒め言葉ではないし、昨今は悪意の欠片を含んでいるように思える。
2.5次元ミュージカルの役者は「イケメン俳優」として一括りにされ、文芸作品の舞台に上がる役者たちとは一線を画されているばかりか、一段も二段も下に見られる。


例えば、代表的な舞台としてテニミュがあるが、1st、2ndが終わり、「ここからがスタート」と気を引き締めた役者と、やりきったことで一端の役者の仲間入りを果たしたと勘違いした役者とでは、その後の扱われ方の差は大きい。
はっきりと名前を出すが、2ndで四天の白石を演じた安西 慎太郎が少し年齢層の高い舞台に立ったときにロビーで御婦人方が「あの子(註:安西)上手ね、なんていう子かしら?」と囁きあっているのを聞いたこともあるし、、1stの仁王役の中河内 雅貴が初めて「CLUB SEVEN 」に出演したときも、「踊りの上手なあの子(註:中河内)、いいわね。」と話題にされていた。
そんな時は、ほんのりと嬉しい。
他のカンパニーから声がかかっても、端役であったり、小規模な舞台であったりして落胆を感じた上に、稽古の中で己の未熟さを突きつけられることはきっとある。
世に出るには、運も大きな要素かもしれないが、それを身に付ける努力を惜しまない人間にもたらされるものと思っている。


そして、新生「黒執事」
初代セバスチャン役(以下、セバス)の松下優也が十八歳の頃から幾度も演じてきたが、今回から二代目セバスは古川雄大に引き継がれた。
それによって、座長の色が暖色から寒色に変わったと、まず思った。
あの華奢な容姿からはほとんど想像がつかないが、古川はどんな役も徹底的にやる!そんな勢いがあり、コメディをやらせても真剣に努めてしまい、通常ならシラケるか、周りが引くところを突き抜けた面白さにまで一気に到達させてしまう。
そんな古川の演技に以前、一緒の舞台に立っていた中河内が、突然笑い出して演技が続かなかったほどだ。
また、喋らせても気の利いたことが話せないようで、紋切り型の挨拶で終わることも多いせいか、冷たい印象を持たれる。


しかし、帝劇等の大きな舞台で演劇界の重鎮たちと共演する機会も決して少なくないせいか、舞台度胸はあるため、二代目セバスもこなして当然な思いが私にはあった。
現に蓋を開ければ、やはりセバスを迷いなく自分のものに仕立て上げている。
グレルとのアクションシーンも荒削りになりがちだが、まるでダンスを思わせる動きを見せた。


セバスはラストでマダムレッドを撃たなかったシエルを問い詰めるが、逆に「お前の仕事だからだ。」と言われ、言葉に詰まる。
悪魔と人間の契約についての認識の高さに、セバスがシエルに負けた瞬間だ。


現在、原作ではシエルの父、ヴィンセント・ファントムハイヴの生存説やアンダーテイカーとの関わりが読者の間で話題になっている。
舞台でもラストでアンダーテイカーがシエルの胸倉を掴んでファントムハイヴ家の未来を突き詰めるシーンがあるので、「アンダーテイカーはファントムハイヴ家の何かを知っている」と思わせた。


それよりも私は、長く気にかけていることが他にある。
セバスはシエルの魂をいつ喰らうのか、そもそも喰らうつもりがあるのか。
答えはもちろん、未だに出ないけれども。


 

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