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Eternal full moon/under_blog こそりとdeepに語ってます、はい。

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青学vs六角のライビュを鑑賞。
観劇予定はなかったのだけど、娘が9代目青学の乾を観たいというので、急遽取ったチケット。

不二とサエのキャストの姿がいい。
六角は和やかなチームになっていて、雰囲気の良さが伝わる。

ところが、手塚と越前の声を聴いて驚く。
役者としてはダミ声に近い。
特に手塚は常に力んだ発声をするので、アラが目立つ。
始めは大楽なので、ここまで来るのに声を酷使したかと思ったが、そうでもないようだ。
(変声期なら、思い切った決断を興業側はするべきだったかも。「黒執事」のように降板例もある)。

越前は声が小さいし、生意気さの欠片もない。
顔はいい。目に力はないが、カタチは越前に似ている。
だから、少し惜しい気がしてならない。
「通を思い出すけど、」と言いかけた私に「通は良かった。まだ、オーラがあった。古田の方がよかったって思えるリョーマがいたなんて」と珍しく憤慨していた。


俳優は何をおいても、声が良くなくてはならない。
まして2.5次元舞台はキャラクタービジュアルとともに、声優に似せた声を持つのが良いとされる。
ミュージカル「黒執事」のアンダーテイカー役、和泉宗兵はアニメのCV諏訪部順一の声を意識したという。
ベテラン俳優の和泉も2.5次元の舞台はそれだけ恐ろしかったのかもしれない。
(和泉は「進撃の巨人」に出演が決まった)

テニスの試合シーンが短く、お笑い要素の場面に尺を取っているのはどういうことか?
汗もかかずにすっきり終わる試合に、釈然としない。
加えて氷帝の跡部、三浦宏規贔屓な演出に彼のバックに何かあるのかと思ってしまう。
この分だとチムライもドリライも彼のワンマンショーになりかねない。
バレエの世界から舞台に移ることを16歳で決断したのなら、野に下ることをよしとしているはず。
もし、周りの大人たちに決断を余儀なくされたとしたら・・・それは問題だが。
やはり歴代の跡部同様に扱うべきだし、3rdの特色として彼を欲しがったのだとしたら、演出(使い方)を間違えているを思う。
(この特色の意味は一部では、肯定されている)

ラストに立海の赤也におびえる越前のシーン。
赤也は立海最弱と思うけど?
越前が怯えるほどのライバルが立海戦には登場する!という番宣?
それ、必要??
だったら、関東立海には不安しかない。
アンケートを参考にしている可能性はあるのだけど、原作<舞台といったファン比率も否めない。

2ndの時から思っていたことだけど、徐々にキャストの年齢が下がり、座長以外で年長者としてカンパニーのまとめ役がいないのもいけないと思う。
1stの加藤や兼崎のように、態度や言葉ではっきりと示せる存在は必要だ。

ただ、2ndで木村が友常に叱られた時に反発してお互い譲らず1ヶ月話さなかったが、木村が友常の言葉を顧みて自分を正したと語った。※


演じる側が2.5次元を思いを語ったトークは若干の苦々しさが滲む。

馬場「特に漫画原作の舞台は色々言いたくなちゃう。分かりやすく絵も提示されてるし、そういう意味ではシビアな世界」
郷本「俺の願望としては演劇人の先輩方に2.5次元舞台をちゃんと観に来てほしい。同じ演劇界だとこっちは思ってて、向こうはそうじゃないって思ってるかもしれないけど、一回観ろよって思う」
小越「だからこそ、中途半端はダメ、今広まってるからこそちゃんと作り上げて」
馬場「良いもんもあるし、悪いもんもある」
小越「みんなが同じ気持ちをもってやったら、もっと変わるのに」

また馬場は3.4年、2.5次元を離れていた時期に思ったこととして「2.5次元舞台って1つ下のカテゴリーとして見られがち」と言っている。※

「演劇人は、夜な夜な、下北の街で吞み明かす・・・」のトークからの抜粋。



ここ数年、キャストの質は確実に下がっている。
2.5次元ミュージカルのタイトルが増え、今やテニミュだけが新人の登竜門ではない。
オーデションも、テニミュの中で複数のキャストを受けていた今までと違い、他のオーデションも受けられるはず。
すなわち、俳優と事務所にとって出演舞台への間口が広がったと言える。
テニミュも、二番手、三番手の俳優を使わざる得ない状況になるし、現にそうなっているのかもしれない。
アジア進出は、国内での興業的な苦しさを感じさせるというのは考えすぎか?

今や、2.5次元ミュージカルの老舗扱いをされるテニミュ。
私自身は、1stの舞台の感想を紙ベースやブログに記録したりすることはなく、プログラム購入しない公演もある。
公演数がファンの観劇希望回数と比例せず、チケット獲得も困難だった。
当時はTwitterやラインのような、瞬時の発信媒体もない。
観ることだけで満足をしていた。
汗にまみれて、舞台を務める若い彼らがひたすら眩しかった。
そんな彼らの躍動を、文字などで到底残せるものではない。

現在もそうだが、舞台は母娘で通う。
観劇仲間もできなかったし、作ろうとは思わなかった。
(娘には数人いるようで、喜ばしい)
私は2ndになってから、少しづつブログに感想を綴った。
1stの子たちが、次のステージに羽ばたいていくことが妙に嬉しかった時期だ。
テニミュで培ったことが意味あることなのだと、彼らが体現してくれているようで。
反面、「テニミュ上がりの俳優」と蔑まれていないかと、ふっと思うこともあった。
それが上記の馬場の言う「格下の演劇」と見られていたであろう2.5次元ミュージカルの当時からの状況。

そんな負の部分を丸抱えして、繋がれてきたバトンがどこまで駆けていくのか。
不安でもあり、楽しみでもある。

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