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Eternal full moon/under_blog こそりとdeepに語ってます、はい。

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HN:
夜羽(よわ)
性別:
女性
趣味:
可愛い雑貨を集めること
自己紹介:
■wj系の趣味サイトを運営。

■サイトからのみお越しいただけます。ここからサイトへは入れません。

■他人の家族の日常に興味のない方はお引き取り下さいね。
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このブログはサイトの更新や夜羽の日記が内容のほとんどを占める表のブログとは趣が違います。
もちろん、ほのぼのやのんびりとしたことも書いていますが、時折どうしても憚られる内容のこともきっちりお話したい!と思うこともあるわけで。
そのために作った裏ブログです。

ここにいらしたほとんどの方は夜羽さんが二児の母でもちろん既婚者であることをご存知だと思いますので、それを前提に夜羽さんも書いている次第です。


ご存知でなかったら「当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます☆ 」をお読みになっての判断でご覧ください。


今回はちょっと書いちゃってます。
読み進めて怪しい雲行きや自分には関係ない話だわ!と察したらすぐにお引取りを。

_____________________

書店の最新刊のコーナーに積み上げられている浅田次郎さんの新刊を手に取るけれど、初めて浅田さんを読むなら「ラブ・レター」を読んでよね!と心の中で思う。

「キミを好きな気持ちを手放すことができない」の仁王とヒロインのエピソードの中で、彼女の兄、総太が度々口にした妹の存在に仁王が想いを募らせた挙句に、ああした本編のラストシーンが出来上がったわけですけど意識したつもりはありませんが、「ラブ・レター」の影響もあるかなと今は認めたい気持ちです。

写真でしか知らない男が自分のために法を犯すかもしれない事情を汲んでくれた・・・
もちろん男は金のためにやったことなのに、わかっていながら彼女・白蘭(パイラン)は、彼に想いを寄せていく・・・

どうしようもない男とマリアのような女。

彼女が残した「ラブ・レター」は「ラブ・レター」ではないのに、男の名前を幾度も叫ぶように繰り返す件は確かに「ラブ・レター」そのもの。


明かしてしまえば、会ったこともない男女の死ネタの悲恋ものなのにその設定以外にこの短編が生きる術がないことが、悲しくて、悔しくて、素晴らしいのがあまりに皮肉だ。


大ベストセラーの「鉄道員」に収録されたいたので読んだ人も多いかも。
「ぽっぽや」のメルヘンな展開とは違う、現実を生きた恋はタイトルのものよりも自然に号泣できます。

短編って本当に才能を見せ付けられますね。
最短、最速で泣かされるんだから・・・

それとはまったく別の次元で書かれたものもあります。
思わず、胸の前でぎゅっと拳を握ってしまいそうな鬼気迫るもの。


けれど「恋文」と呼ぶのにそれもまた、ふさわしいもの。


─ 百万年語り明かしても、語り尽くせぬ愛を抱いたまま、自分は冥府に下ることなりました。
  自分は百万年のあいだ、貴女を愛しつづけようと心に誓っておりました。
  
  (中略)
  
  ほどなくお別れです。ほんのわずかのお別れです。貴女の花のような咲顔(えがお)を
  今生の思い出として、冥府へ参ります。
   
  (後略)


高橋是清大蔵大臣私邸襲撃の指揮官であった「中島莞爾」(実在)が愛する人に宛てたと物語の中で創作されたものです。

その作品名・・・・「帝都物語」

作者の荒俣宏さんは今も報道番組などのコメンテーターでたまに見かけるのでご存知の方も多いのでは?
でも、あの一見秋葉系全開の風体の方がこんな恋文を創作とはいえ書いたことに吃驚です。

「帝都物語」の時代設定は明治末から昭和73年まで(昭和天皇存命という設定)なので、この場面はどちらかと言えば序盤にあたる頃に書かれています。


簡単に言ってしまえば平将門の怨念で帝都破壊を目論む怪人とそれを阻止する人たちの戦いを、世代を跨ぎ、時空を超え展開されていく壮大なスケールなんですが(最後はダレましたけど)、登場人物の心理描写なんかがすごく丁寧だし、相関図もどこまで突き詰めてんのっ!って言うほど、深くて計算し尽くされているのが身悶えするほど悔しい!!
あんな顔して(あっ、すみません!すみません!)純愛をきっちり書いてるところもいやだぁ~~!(土下座っ)

____________________


跡部と忍足のハピバが終わって(夜羽さんにとってはギンとカカシのハピバラッシュもあったから二ヶ月連続で息切れでした)かなりの長編だったサイトさんの忍足ハピバものをはじめからきっちりと!と思い、ここ何日かじっくり読んだり気になる回だけ何度も読み返したりを繰り返しています。

夜羽さんはなんでもない普通のお話が大好き。

自分の書いている一種、安っぽい昼メロみたいなのは書く分には大好きなんですけど同じようなのを読むのはちょっと・・・と言う非常に我儘なひとです。


だって、自分で書いてるんだから自分のお話が一番好きに決まってるんだし。
だったら、自分が絶対書けないし書く気持ちもないものに惹かれるのは当然です。

おそらく、こんなことは絶対に起きない!と言うのが夜羽さんのお話なら、そうそう、こんなことあるよねって彼女(ヒロイン)にのめり込める、高揚感を持たせてくれるお話、それが好き。
(名前変換小説だからヒロインに同調できるって言うのは最大のポイント))


それでいてこの作品、ちょっと捻られた登場人物たちの動きなんかがあって最高なんです。
裏的要素はあってもなくてもいい(今回のサイトさんにはありました)、飽きさせない物語の展開が重要だから。

生きていく中で「見えないもの」はきっと「見えるもの」よりも多いと思うんですよ。
そして、見えないからこそその正体を知りたいと思う。
男女間で芽生える「恋愛」がその筆頭たるものだと夜羽さんは考えます。


まだ、サイトに載せてないお話の中で不二と跡部にこんな台詞を言わせています。

「・・・・・――― 想いの強さを測れないのが残念だよ。」

「手塚・・・・愛しいって言う想いにはキリがねぇもんだな ―――・・・・」


【愛する人を思う気持ち】を二次創作にしているサイトさんは多いでしょ。


でも、付け焼刃的な短編は落ちもなく終わってしまうし、自分のものも中には、今ひとつ踏み込んだ書き方が欲しいのもある。(自分としては手直しもしくはspin-offで綺麗にまとめたいと言う願望あり)
裏に持ち込むのもタイミングや乱暴な言い方だけど書き手の手練手管が問われたりすると思うのは夜羽さんだけかなぁ?あながち間違ってもいそうもないんじゃないかと思ってるんですけど。


かなり練られて構成されている作品は何かに取り付かれたようにするすると読み進められてしまうんです。
話の層が厚いていうんでしょうね。無駄に長くて薄っぺらいものもありますし、短いのに・・話の内容は分かっているのに・・・何度も読み返してしまう。ストーリーが頭のどこかに残っていて時折、無性に読みたくなる・・・そんなサイトさんもいくつかあります。


別のサイトさんなのですが一ヶ月に一回くらいの更新なのに胸を躍らされる内容。
連載モノでも同じ更新速度なので楽しみで仕方ないのですが話的には本当に期間を取るだけあって、かなり作り込まれて本当に素晴らしいし、更新を待つ間に概載のものを読み返すのも楽しみで、更新されていないとわかっていても日参してしまう。

逆に毎日更新しているのに淡々と綺麗に話が進んでいく気持ちのいいサイトさんもありますし、極端な短編(1000字に満たないような)をもう、これ以上ない!!って言うくらいに文章の贅肉を削ぎ落として、物語を完結に導いたうえで読み終わった後に感嘆のため息しか吐かせてくれないサイトさんもあります。

キャラたちをすごく人間臭く書き綴ったサイトさんのものは15才の彼らを綺麗事だけで済ませてはいません。
15才の男の子の日常に起こる全て(下半身事情なんかも)をきっちり、それでいて各々の心理描写も良くぞここまで!というところまで掘り下げていたり。

話は戻って、今読み返してる長編も・・・
最終的には誕生日にお互い身体も結ばれたいということで括ってしまえばそれまでなんですが、そこにたどり着くまでの時間経過を紆余曲折しながらも丁寧に書き進んでいるんですね。

「好きだから書きたい。」と言う想いも目に見えないもの。

 

でも、書き手の情熱や鍛錬はそのバロメーターを読み手に示すことは可能です。
感動させることはもちろんですけど、思い切り泣いたり笑ったり、時には独り言を言わせてしまったり(って夜羽さんだけ?)できるんですね。


夜羽さんの場合は、99%まで自己満足の世界で。
「こんなお話でもいいなら俺様について来な。」(すみません、跡部ビジョンでお送りしました)
と言う感じなので。

でも、こんな風に刺激されちゃうと何でもない普通の恋バナを書いてみたいと思うことも事実〈書けないのにねぇ・・・)

裏についても、非常に失礼なことを言わせてもらえればこのサイトの管理人さんは素敵な恋愛と自分を追い詰めちゃうような恋愛、両方を程よくミックスして経験してきたか、ひとりの男性にその全てを負わされたか・・・と言うように見受けられるんですね。
(夜羽さん・・・細木かずちゃんになってる???本当にごめんなさいです)

上っ面だけの恋愛をしてる(してきた?)人じゃないと思えるんです。
(夜羽さん自身のことを言えば結婚当初、主人に「あたしはいったいどこまで甘やかされることに慣れてるんだよ!」と怒鳴られた事がありま
した。恋愛甘味体質・・・推して知るべしです。)

とにかく、裏にあるべき行為を映像を辿るように綺麗に文字に写し出しているのがすごいんですよ。
視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感とそして心覚(こんな言葉は無いんですが)をフルに押し出して臨場感を出していますから、読み手の経験のあるなしに関わらず、読ませる力みたいなものに溢れています。

それと、彼女だけに痛みを与えるのは辛いと彼がとった行動には驚かされたのと同時にここで泣かせるなんて卑怯だ!!とすら思いました。
管理人さんの熱にすっかり浮かされた感じです。


たとえば、夜羽さんの場合は「ポルノグラフィック」・・・映画ではなく絵とかデザインと思ってもらいたいのですが、それをなぞった表現に始終してるんです。


これは意図的、つまりわざとしています。
とにかく、視覚から入ってそれに限らせているんです。


「ソウルセレナーデ」のあとがきにも書いたように触覚や聴覚などは経験のある人に分かってもらえればいい、そう思ってのことです。
裏に置かない分、どこかで閲覧制御をしたい・・・この方法が成功しているかどうかは怪しいところなのですが・・・まぁ、実験的な部分も含めてしているわけです。

余程、魅力の無い男性やはっきり言って下手なひとに当たってない限りは、唇を湿らされる感触とか、皮膚にかかる息使いとか、体温が上がっていく過程や身体が恐ろしいほどに反応する様、そしてはっきり言ってしまえば挿入感や昇り詰める感覚を感じたことの無い人はいないと思うんですよ。

だから、それらをひっくるめて分かってくれる人だけに分かればいいと思ってるのが夜羽的裏要素なので跡部ビジョンになっちゃうわけです。
(うわぁ~~あからさまにサラッと言ってるよ、このひと!)


セックスの描写って夜羽さんは難しいと思っています。
だって、最中ってお互い夢中なんだと思うから。
慣れっていうのがないし、恥ずかしいっていう気持ちが常にあるし。

冷めた感覚で記憶しようなんて到底無理。
そんなこと出来る人がいたらそれはそれで凄いかも。
だって、一時の衝動なわけでしょう。
それを言語に変えるのなんてむずかしいと思う。


ああだった、こうだったって言うのはどこか頼りなげで曖昧で朧げ。
そんなものじゃないかと・・・

だから、客観的に書くわけですよ。
だからここで才能の有る無しが分かれるんじゃないかと、大げさかもしれませんが思ったりします。


あ~~、ここまで読んだ方々には絶対引かれてるな・・・


三島由紀夫の「豊饒の海 第一部・春の雪」ってすごく絢爛豪華な表現で美男美女の恋を書いているのだろうと、十年以上前に読み始めたときはぼうっとしたものだけれど、読み進めるうちに男が女に対して傲慢になっていき、それがただのプライドと己の思いを裏返した幼稚な行為であることにだんだん不穏な想いが過ぎっていったことを覚えています。

純愛を書こうとしたのか、それとも至高の愛の形を湾曲して書き上げたのか三島亡き現在、それを問うことは出来ないけれど。

夜羽さんの書くものの根底に薄く敷かれているものはこんな感じなんじゃないかと思うときがあります。
得体が知れないモノだけれど決してパンドラの箱ではない、もしかしたらそれ以上に怖い何か。
キャラやヒロインに何かを負わせずにはいられない、簡単に言えばそんなこと。
もっと下世話に言えば「そう簡単にはくっつかせないぞ」ってとこでしょうか?(性格悪!)

でも、三島はもっと酷いよ。
死に別れさせた挙句、最後の最後がアレだもの。

10日も放り出したまま・・・今日また読み返してみると・・・
叫びたくなります。
でも、いいや・・・このまま行っちゃぇ~~!!


庭球の企画サイトさんに参加しました。
樺地を書いちゃいました。
設定もさらに捏造に次ぐ捏造(土下座
夜羽さんにとってラブいのはここまでがいっぱいいっぱいですぅ~~(泣

 

 

 

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