♪夢は眩しく木漏れ日揺らす 少女の黒髪もどかしく キミのほしいものはなんですか・・・
流れる星はかすかに消える 思い出なんか残さないで・・・
昨日の深夜にいきなりCMで流れた吉田拓郎の「流星」のカバーにやられて今日は何度も気が付くと口ずさんでる。
CDもまだ探してないので、なんとなく覚えてる歌詞とメロディだけをハミングしたりしてた。
今日は日中一人でおるすばんでよかった。
私は10代の頃、幕末史を掘り下げたくて当事月刊でオフ誌を出していた研究家の先生を信頼できる知人から紹介してもらって、その方に師事しました。
全国に会員がいて300名くらいの規模でしたが都内の集まりは常に決まった方々でたまに休暇をとった函館や名古屋、大阪や新潟から同じ方が参加していました。
サークル活動と同人活動を綯い交ぜにしたような集まりで私は一番年下だったので話題が10歳くらい高くて、中島みゆきも吉田拓郎もYMOやTMNも教えてもらいました。
「Get Wild」を聴いたときの衝撃は今も忘れられません。
また懐古趣味的な感じで拓郎の70年代のものを聴きました。
「結婚しようよ」や「旅の宿」など対外的にヒットしたものだけを聴くとただのチャラ男なんですが、同じ頃にリリースされたこの「流星」や「外は白い雪の夜」「英雄」は秀逸です。
その幕末史研究の集まりの中で女性だけでなにか発行しようということで作られたのが今のCP小説や夢小説のようなものでした。
「燃えよ剣」の土方とお雪、先に亡くなった和田慎二氏の「浅黄色の伝説」や木原としえ(現:敏江)さんの「天まであがれ!」などが下地になりました。
そして、私は初めてオリジナル小説を試み、オフ誌で晴海のコミケに出しました。
その後、このメンバーが個々に活動し始めて研究家として現在ではドラマの歴史考証をなさっている方や専門書を次々と執筆されている方もいます。
私自身はオリジナル小説を書いたときに長州の村塾生たちをかなり重要な位置で使ったせいか、今度は彼らの研究にシフトチェンジ、日野や板橋、会津や京都や大阪、函館、山口を何度も旅して「もうこれでいい」と達観(?)したのは結婚する一年前くらいでした。
なんだか、気が済むまでやってしまうと人間てかえって欲がでないものですね。
私は今は本当に何が何でもやりたいってことがないんです。
なくても、こうした土台があるのでとても楽だし、折に触れ思い出して幸せな気持ちになれるのです。
CMの曲も拓郎を知らなければ何でもないまま終わってしまったはずなのに連動していろんなことを思い出して嬉しい気分になれる。
経験って大事だなって思います。
何か、出来る環境にいるならその出来る何かに没頭するのはすてきなことだと思うのす。
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